不安を乗り越えるためのマインドフルネス瞑想

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by 代表 駒村 利永子

先行きが見えない、不安な時。どうしても心がザワついたり、イライラしたり・・・。自分では答えが出ないとわかっていることなのに、頭の中で悩みがループしてしまっていませんか?もし、心を整えたい時は、Googleの研修でも導入されて話題になっている「マインドフルネス瞑想」に、ぜひチャレンジしてみてください。

マインドフルネスとは?

「マインドフルネス」とは、「今ここの瞬間に目覚めている力(エネルギー)」。毎日の生活の中で一瞬一瞬、「今ここ」に生きることに、深く触れ続けていくよう実践することです。

マインドフルネスが広く知れ渡ることとなった、ベトナム人の僧侶ティク・ナット・ハン氏の言葉を引用します。「今ここ」に集中する大切さを、わかりやすく説いてくれています。

みなさんは皿洗いをしながら、そのあとにお茶を飲むことばかりを考えて、できるだけ早く皿を洗い終えて、座ってお茶をのみたいと思っていませんか?もし、そうなら、皿を洗っている時には、その時間は(真の意味で)生きられていないのです。皿を洗っている時も、皿洗いはあなたの人生の中で、最も大切なことでなければなりません。

私たちは不安に駆られ、心が未来に前のめりになっていると、現在地の「今ここ」の足元を観ていなかったりします。例えば、テレビを見ながら食事をしたり、スマホを見ながら相手と話しをすることも同様で、普段から目の前のことに集中していなかったりします。

マインドフルネス瞑想と脳の休息

何もせず「ぼんやり」している時の脳のエネルギー量は、なんと全体の約75%!
「ぼんやり」している時に活性化する脳のネットワークのことを、デフォルト・モード・ネットワーク(DMN)といいます。実はこのデフォルト・モード・ネットワーク(DMN)が、働けば働くほど脳が疲れます。「ぼんやり」することが脳を休めている、という勝手なイメージがありますが実は逆なんですね。

読書や料理、仕事など意図的に集中しているときこそ、約5%ほどしか使っていないとか。まだまだ私たちは脳を上手く使えていないと思うと、まだまだ発揮していない潜在的能力の可能性を感じませんか?

マインドフルネス瞑想で集中しているときの脳活動を測定してみると、デフォルト・モード・ネットワーク(DMN)を構成する部位(内側前頭前野、後帯状皮質)の活動が低下することが知られています。本当に脳を休めたかったら、逆に集中することが大切です!

【出典元】
NHKサイエンスZERO、”ぼんやり”に潜む謎の脳活動、2014

マインドフルネス瞑想の簡単な始め方

では早速、一緒に始めてみましょう!

①ポイントは楽な姿勢で座り、背筋をまっすぐ伸ばします。
②首と頭部も脊柱の延長線上にまっすぐと伸ばします。
③身体をこわばらせることなく肩の緊張や、口の中の噛みしめを緩めてください。
④視線は約1m~2m先に落とし、半眼で焦点を定めます。
⑤眉間のシワを伸ばすように、半微笑を浮かべるイメージで行います。

吸う息、吐く息、自分の呼吸をたよりに集中し、ただ、あるがままに、そこにいるようにします。頭の中のおしゃべりで気が散ったとしても、それを認めて、経験し、そっと手放し、呼吸に意識を戻します。

最初は5分からでも良いので始めてみてください。瞑想の後、自分がどんな心持ちになったかも観察してみてくださいね。

セルフケアとして、ぜひおすすめします!

女性の生き方プロデューサー
駒村 利永子

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